20年前から婚約者
『俺大きくなったら晋助と結婚するっ!』
ガキの頃の銀時が夢に出てきてそう言った途端目が覚めた。
「ん・・・」
ゆっくりと瞼を開くと目の前には先刻まで夢にいた人物が眠っている。
「・・・あんな小せぇ銀時なんて覚えてねぇんだけどな・・・」
不規則に跳ねている銀髪に触れながら呟く。
「・・・どした?」
眠っているはずの相手の声が聞こえたかと思うとその目が開かれた。
「あ・・・悪ィ。起こしたか?」
「大丈夫。・・・怖い夢でも見たのか?」
俺の頭を撫でながら尋ねてくる。
「夢は見たけど別に怖くは・・・・・・ってかそんなにガキじゃねぇ」
「23なんてまだ子供じゃん」
「2個しか変わらねぇくせに」
そう言ったものの実際俺はまだガキで銀時は大人だと思う。
「2年の差はデカいぞ?・・・・・・で?どんな夢見たの?」
「・・・ガキの頃のお前が俺と結婚するって宣言してたんだけどよ・・・何か俺の記憶と違うんだよな」
「どういう風に?」
「お前に最初にそんなこと言われたのって俺が小学校入るくらいの歳だろ?でも夢はお前がそれくらいの歳なんだよ」
話を聞きながら俺の頭を撫でていた銀時の手が止まった。
「銀・・・?」
「晋助の夢、正しいよ」
「・・・は?」
「だって俺最初に晋助にプロポーズしたの5歳のときだし」
「お前が5歳ってことは・・・俺3歳だよな?」
「うん」
「・・・何もわかんねぇようなガキ相手にプロポーズすんなよな」
生まれたときから一緒にいてコイツの馬鹿さ加減は知っていたが・・・流石にこれには呆れた。
「子ども心にプロポーズしたくなるほど可愛かったんだって。今も可愛いけどね」
「お前もガキの頃は可愛かったのになぁ・・・」
「え?今は?」
「今は・・・・・・・・・かっこいい」
「お前・・・それ反則っ」
「は・・・?ってお前・・・っ!」
気づくと横を向いていたハズの俺は上を向いていて目の前には銀時が。
「可愛すぎるお前が悪いんだからな?」
「な・・・・・・さっきヤったばっか・・・!」
「聞こえなーい。・・・あ、晋助」
「・・・・・・何だよ」
抵抗を諦めた俺の耳元で銀時が囁く。
「・・・俺と結婚してくれますか?」
答えなんて決まりきっていていつもなら言う気にならない。だけど今は答えを言いたい。そう思い銀時の首に腕を回し唇を耳元に近づける。
「喜んで」
END
甘い・・・のか?一応現代パロです。
小川的には高杉は21歳なのですが、合わせるために年齢変えました(笑)
読んで下さりありがとうございました。