「ほら総悟、子どもの日だから鯉のぼりやるぞ〜」
「ありがとうごぜぇやす」

近藤の手から総悟の手に渡ったのは青い鯉のぼり。
総悟の嬉しそうな笑顔を見て、そんな顔も出来るのか、と土方は何気なく思った。








First Present







先程の光景を見た縁側でそのままうたた寝をしていた土方は肌寒さで目が覚めた。
その横にはマヨネーズが置いてあった。
律儀にリボンが付いているところを見ると近藤が置いたものなのだろう。と確信する。
土方自身、誕生日を教えたことを忘れていたため、こうして祝われるとは思っていなかった。
礼を言いにいこうかと考えていると知っている気配と同時に視界は鮮やかな青に。

「お前・・・何してんだ?」

視線は青を見つめたまま相手に問う。

「あげまさぁ」

ようやく目の前から青が離れた代わりに土方の手元に落ちてきたのは鯉のぼり。

「これ、さっき近藤さんに貰ってたやつじゃねぇか」
「アンタ・・・今日誕生日なんだろぃ?他にあげるもの無いからあげまさぁ」
「いや・・・でも、」
「俺があげるって言ってるんだから素直に貰いやがれ土方コノヤロー」
「・・・わかった。サンキュ」

素直じゃねぇのはどっちだ、と思いつつ礼を言う。
土方が鯉のぼりを受け取ったことに満足したのか総悟は何処かへ歩いて行った。




「土方さん」
「あ?」

ドンッ!

「うおっ!?」
「今のが俺からの誕生日プレゼントですぜぃ」
「待てコラァァァァァっ!」
初めて誕生日プレゼントを貰ってから数年が経った。プレゼントの内容は年々過激さを増すが、今でも子どもの日には土方の部屋に青い鯉のぼりが飾られている。







END









土方の誕生日祝い・・・だったんですが執筆が久しぶり過ぎてグッダグダになってしまいました。
とりあえず土方、誕生日おめでとう。

読んで下さりありがとうございました。