黒板消しはもう古いですか





「流石の高杉も引っかからないだろ・・・」
「わかりやせんぜ・・・あの人ドジですからねィ・・・」
「確かにそうだけどよ・・・」

放課後の3年Z組の教室にあるのは机の上にある3つの鞄。
そしてドア付近の2つの人影。
その人影の背の高い方は3年Z組の土方十四郎。それに比べて小柄なのは同じく3年Z組の沖田総悟。

3つの鞄のうち2つは彼らの物。もう1つは今、担任に呼び出されてこの場に居ない高杉晋助の物。

2人・・・と言うより沖田が何をしているかと言うと・・・・・・黒板消しをドアの上の方に挟み開けたら・・・と、もはや説明も要らない古典的な悪戯。
土方は呆れつつその様子を眺める。

「これで引っかかったら面白いでさァ・・・」
「お前・・・高杉のこと馬鹿にし過ぎだろ・・・」
「そんなことありやせんぜ?・・・あ、帰って来やしたぜ」

沖田の視線の先の廊下を歩くのは高杉晋助。何も知らずに教室へ向かい沖田が黒板消しをしかけたドアを開け・・・・・・




・・・ポスッ・・・


・・・・・・・・・

「ぷっ・・・」

思わず土方が吹き出す。それにつられ沖田も笑い出し教室に2人の笑い声が響く。
まんまと引っかかった高杉はと言うとドアを開けた格好のまま俯き動かない。

「はは・・・っ・・・高杉?」

高杉の異変に気付いた土方が高杉の頭から黒板消しをよけて軽く粉を払ってやりながら高杉を見る。

「・・・か・・・・・・」
「ん?」
「・・・んなアホなことしたのテメェか土方ぁ!」

高杉は今にも土方を殴り飛ばすのではないかという勢いで土方に掴みかかる。

「え?いや、俺じゃなくて総悟・・・ってアイツいねぇ!」

止めずに傍観してたとは言え主犯は沖田。そう伝えようと沖田の方を指差すもその姿はすでに消えていた。

「沖田か・・・でもいないんじゃぁテメェが代わりに詫びてくれるんだろうなぁ・・・?」
「ご・・・ゴメンナサイ」

高杉の威圧感に負け土方は即座に謝罪した。

「それだけかよ?」
「・・・え?」
「俺タバコ吸いたいんだけど」
「・・・・・・」
「吸いたいんだけど?」
「・・・どうぞ」

満面の笑みで手を出す高杉に土方は自分のタバコを差し出す。

「帰るか」

タバコを渡した途端態度が変わった高杉に土方は戸惑う。

「・・・帰んねぇの?」
「帰る・・・」
「あ、帰り飯食いに行こうぜ。土方の奢りで」
「・・・は!?」

許してくれたと思った土方に聞こえたのは高杉からの次なる罰。

「俺ハンバーグ食いてぇなぁ・・・」
「・・・わ、わかった」

高杉の有無を言わせないような笑顔を前にした土方に断る術はない。
そのまま鞄を持ち教室を後にする2人。





その後土方が高杉に散々コキ使われたのは言うまでもない。







END









無理矢理終わらせた感満載ですね;;
グダグダしてるなぁ…;;
高杉は黒板消しに絶対引っかかると信じてます(信じんな)

読んで下さりありがとうございました。