偏食





「高杉」

先程から見て見ぬふりをしていたが、我慢の限界になった俺は向かいで食事をしている高杉に声をかける。

「・・・何だよ」
「何だよ、ではない。俺が言いたいことくらいわかっているだろ?」
「・・・・・・・・・やっぱりズラなのか」
「違う!ズラではない!ヅラだ!・・・間違った、桂だ!」

全くコイツは・・・・・・。きちんと言わないとわからないのか。

「高杉・・・」
「だから何だよ」
「野菜も食べろ」

・・・そう。高杉は折角俺が作った野菜炒めのピーマンを皿の端に避けながら食べているのだ。

「・・・食ってるじゃねぇか」
「じゃぁお前の皿の端にある緑色の物は何だ?」
「これは・・・・・・皿の柄だ」
「嘘を吐くな!そんな立体的な柄があるか!」
「チッ・・・バレたか」

バレるに決まってるだろう。どうしてコイツはこう子どもなんだ・・・。
またあの手を使うしかないのか・・・。

その答えに行き着くと俺は高杉に言う。

「・・・・・・きちんとバランス良く食べないからお前は成長しないんだぞ」
「・・・うるせぇっ!これから成長するんだ!」
「これから成長したいならきちんと食べろ。銀時も坂本も何でも食べていたからあんなに成長したんだ」
「・・・・・・・・・」

高杉は無言で皿の上にある1番小さなピーマンを箸で摘み口に放り込み茶と一緒に流し込む。

「・・・食った」
「今皿の上にあるやつは全部食べろ」
「な・・・っ」
「成長したいのだろう?」

その言葉が効いたのかピーマンを1つずつ茶で流し込んでいく高杉。
昔から成長するからと食べさせてきてはしばらくすると食べなくなり、また食べさせ・・・・・・何年これを続けたことか。
・・・そしてコイツは食べてももう成長しないということに何時気づくのか。
まぁ・・・しばらくはこの方法が使える。

そう思いつつ俺も食事を再開した。







END









あとがきという名の言い訳

高杉は好き嫌いありまくりだろうという妄想から書いたお題でした(笑)

そういう小川も野菜嫌いです(ぁ)
生野菜食べれません。あ、キューリは食べられます(笑)
温野菜も・・・生野菜よりは食べれるけど嫌いです。

・・・って何で小川の野菜嫌いについて語ってるんだ(笑)

あと高杉は天然だという妄想からも生まれた小説です(笑)

読んで下さりありがとうございました。